あなたには話したい人がいますか?
どうすれば話しかけることができるか、悩んでいませんか?
私はまだまだ若輩者ですが、気付いたことがあります。
1対1で話すためのヒントは意外な所に隠れていました。
私は大学院生です。
大学、大学院で多くの先生方と1対1で話をしてきました。
ほとんどの学生は教授や准教授、助手の方と1対1で「まともに」話す機会を持っていません。
なぜ私が彼らと話す機会を持つことができたのでしょうか?
すごく簡単な方法でしかないのです。
私の場合、その目的は「もっとその分野を知るため」でした。
しかし、この方法は目的を変えても使えます。
1.興味を行動で示す
私の場合、「もっとその分野を知るため」に「わからない」なら「わからない」と言うことを行いました。
以前の私は無知をさらすことを恐れ、話をしませんでした。
「わからないこと」はずっとそのままでした。
そもそも、講義を受けている以上「無知で当たり前」なのです。
その前提があれば、彼らに「自分が無知であること」を話すのは当然です。
そして、「わからない」と言うことは、転じて「興味がある」と伝えることになります。
彼らも興味が無い多数の学生に教えるより、一人の興味のある人に教える方が効率的です。
そもそも、人は知っていることを伝えたい気持ちを持っています。
私もそうです。
そこに「教えてくれませんか?」と言えば、予定時間をオーバーしても教えてくれます。
2.ささいなことに注意する
相手の話を聞く時「うなずき」や「メモを取る」ことを忘れず行います。
例えば「うなずき」は、「話を聞いているよ」「理解しているよ」ということを暗に示しています。
ある実験では、被験者に自分の意見を知らない人々(グループ)に伝えさせることを行いました。
その時、話にうなずくグループとうなずかないグループで比較しました。
前者では「自分の話を分かってもらえた」と思う被験者が多く、後者では「自分の存在を否定されているのかと思うほどだった」と否定的に捉える被験者が多ったという結果が出ました。
つまり、うなずいている人には「話を聞いてもらえている」と人間は感じるようです。
だからこそ、そういった細かい「相手の話を聞いているよ」というアピールをすべきでしょう。
3.感謝の意を伝える
1対1で話をした後は必ず感謝の意を伝えましょう。
次に話す時間を取ってもらう時に、相手が持つあなたの心証が良くなります。
何度も話をすれば、相手はあなたのことを理解し、適切なフィードバックをしてくれます。
しかし、何度も話をするためには時間が必要です。
彼らは忙しく、本来あなたに構っている時間はないです。
だからこそ感謝の意を伝えます。
最初、彼らはあなたの敵ではありません。
しかし、味方でもありません。
「どうすれば話を聞いてくれるか」の解は常にシンプルです。
まとめ
「興味を持つ」
「興味があることを行動で示す」
「興味があることを伝える」
一番大事なのは「興味があることを伝える」です。
言わなければ誰もわかりませんし、わかってくれません。
「世間はわかっていない」というのは、単にその人が間違っているか伝える方法がおかしいだけです。
話せる人が増えると、いろいろな情報が入ってきます。
一人でやっていた時では考えられないようなことも起こっています。
自分を変えたいなら、自分で行動するしかありません。