何かと話題になる、ワタミグループ創業者のわたなべ美樹さんが自らの会社のページでインタビューに答えています。
内容
私が創業し、取締役会長をつとめるワタミグループが一部で「ブラック企業」と呼ばれることについて、一度きちんと皆様にお話させて頂きたいと思っていました。
はじめに、自民党や政府では現在、ブラック企業の定義を明確にし、該当する企業名を公表するなどの動きがあるようですが、私はこれに大賛成です。いかなるものでも、法や行政が定めたものには
いっさい抵触しないよう経営幹部に指示しています。
現段階で「ブラック企業」の定義は明確ではありませんが、ブラック企業か否かを判断する基準には、離職率、年収、時間外労働時間、メンタルヘルス不調による休業・退職の人数などがあるようです。
ワタミの外食事業の離職率(平成22年4月入社社員の3年以内離職率42.8%)は、厚生労働省公表(平成23年統計、以下同じ)の宿泊業・飲食サービス業の離職率(同48.5%)を下回っています。
そもそも飲食サービス業の離職率は、全産業(同28.8%)と比べると高い水準にあります。これは深夜勤務などの事業特性による影響が大きいためであり、単純に、ほかの産業と横並びで論じることは、適切ではありません。
(以下略、わたなべ美樹(ワタミグループ創業者)公式サイトより)
まとめ
「ブラック企業」と呼ばれるのには何か理由があるのではないでしょうか。
ただ単に基準と比べるにしても、心理的に自分に悪いデータは出さない傾向があります。信頼を得るためなら、客観的に全てのデータを洗う必要があるのではないでしょうか。
一人の言葉と集団の言葉はどちらが強いのか、考える必要がありそうです。