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ビッグデータはメンデルの法則(表現型)を調べているだけ、理由(遺伝子)を調べる時代が来る

投稿日:2018年10月4日 更新日:

人が認識している人(個人としての人)とAIが認識している人(群としての人)には違いがあるのかもしれません。

個人は遺伝子を元にした多様な細胞が集まり形成されています。
群は(??)を元にした多様な人が集まり形成されています。

今はまだ「群の動きの理由」がわかりません。
(??)とは一体何なんでしょうか?

もしかしたら、体内を参考にすると良いのかもしれません。

例で上げるなら、成功した起業家と抗体産生の近さでしょうか。
群では、ある問題の解決策を提示・行動する人(起業家)にお金が舞い込み、その人の行動を後押ししていきます。
体内では、「体外から侵入した病原体を排除する」という問題解決策をもつ免疫細胞は、度重なる淘汰を乗り越え一気に生産されます。
似ていると思いませんか?

「ダイバーシティがなければ弱い組織」
これは個人的にはちょっと疑問ですが、体内から見れば正常な判断です。
多様性を持つ、解決策に多様性を持つ細胞が居なければ、変な問題が浮かび上がってきた時に対応できないでしょう。

このように個人を元に群を考えることは意外とよいのかもしません。

今はビッグデータが持て囃されています。
「なぜビッグデータのように人が行動するのか?」ということはわかっていません。
わからなくても別にいいですね。お金が儲かるものですし。
(売るのはゴールドラッシュと同じようにスコップにしよう!)

ただ一言だけ言えるのは、ビッグデータはメンデルの法則(表現型)を調べているだけです。
間違いなく理由(遺伝子)を調べる時代が来ます。

理由がわかればビッグデータなんて得る必要がなくなるわけですし。陳腐な知識になってしまうわけです。(人間がビッグデータを知覚できるかは置いといて、ですが。)

ただ、がん細胞のように、爆発的に増えて止まらず成長するものには体には打ち手はありません。果たしてデータは群にとって何なんでしょうか?

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