福島第1原発1号機の使用済み燃料プール内にある燃料棒70体が東日本大震災前から損傷していたことが15日、分かった。プール内に保管されている使用済み燃料292体の4分の1に相当する。
(福島第1原発1号機 燃料震災前破損70体 全体の4分の1より)
気になる発言
損傷燃料が1号機に集中している理由について、東電は「1号機は当社で最も古い原発で、燃料棒の製造時、品質管理に問題があり粗悪品が多かったと聞いている。2号機以降は燃料棒の改良が進み、品質は改善した」と説明した。
福島第1原発1号機(沸騰水型原子炉)の稼働が1971年3月です。
同じ時期(2号機(1974年)まで)に稼働開始しているのは以下の通り。
敦賀発電所1号機 1970年 「沸騰水型原子炉」
美浜発電所1号機 1970年 「加圧水型原子炉」
美浜発電所2号機 1972年 「加圧水型原子炉」
福島第一原子力発電所2号機 1974年 「沸騰水型原子炉」
高浜発電所1号機 1974年 「加圧水型原子炉」
島根原子力発電所1号機 1974年 「沸騰水型原子炉」
(日本の原子力発電所 – Wikipedia、燃料棒 – Wikipediaより)
発表をそのまま信じるならば、「2号機稼働までの3年の間に製造された燃料棒で損傷が70本発生した」とのこと。この発言は、同年代・同型の敦賀発電所にまで嫌疑がかかりそうですね。
よくわかりませんね。
まとめ
発電所は「コスト的に見て良い方を選んで欲しい」一言に尽きます。
私は一切各種発電所の安全性や効率面のことを知らないので「○○がいい」とコメントするのは不適切だと考えています。
(知らずにコメントすることほど無責任なことはありません)
原子力自体、まだまだ新しい研究分野なので可能性が色々とあるのではないかと期待しています。
今回のような事が続いているので、「原子力は危険」という世論も出てきていますが・・・、実用に耐えうるかが問題です。
話は変わりますが、化学の分野では原子を一つ一つ動かせるようなSTM(走査型トンネル顕微鏡)すら出てきています。
一原子=技術の限界になるのか、楽しみです。
次の時事問題はSTM関連にしますね!