クールジャパンって何?
もう知っておられる方も多いと思います。
地方にある日本の「よいもの」を発掘し、日本文化としてセットで世界に売り込む。
最終目標は「日本に関心を持ち、日本のファンが増え、日本を訪れる観光客が増え、文化を楽しむ人が増えること」(太田伸之社長)と、今後の波及効果を目論んでいる。
官民一体で”日本という商品”を世界に売り込もうとしているわけです
クールジャパンへの疑問
- 市場が見えない
- 自分の良さは見えない
- 彼らにとって良いものなら、もう買っている
- 恥の精神が無い
本格的にスタートする25日時点でのファンドの規模は375億円。民間からは15社・75億円が集まっている。経済産業省によると、15年3月末までに900億円、最終的には1000億円規模にしたい考え。存続期間は20年程度を想定。当初は1件当たり100億円以下の規模の投資で、年間7―9%のリターンを想定している。現在、100件程度の投資申請が来ているという。
「お金は集まりました。」
「売る目標もあいまいですが決まりました。」
「売る市場がよくわかっていません。」
というのを官主導のもので何度も見てきました。
大事なのは「売る市場があること」です。
その市場が見えていないのにも関わらず突き進むのは危険ではないでしょうか?
“自分たちにとって良いものは相手にとっても良いものだろう”
この考えで何度失敗しましたか?
“彼ら(外国人)にとって良いものは、彼らにしか分からない”
この考え方がよっぽど現実的ではないでしょうか?
日本人が当たり前のように使っている「温水トイレ」や「水道水」などは、彼らにとって非日常ですし、すごく喜ばれます。(留学生に好評です)
当たり前だと良さは見えないのです。
マンガやアニメ、ゲームなど「サブカルチャー」と呼ばれ、一文化と認められてるようになってきました。
一昔前までは冷ややかな目で見ていたのにも関わらず、です。
(お金が集まるようになってきたからという見方もできますが)
「一般市民にまで認められる」ということはかなり時間のかかることです。
今から売り込まなくても海外の人はもう買っているのではないでしょうか?
日本には恥の文化も存在します。
海外から「Cool」と呼ばれるのは良いと思います。
自分で「Cool」はおかしいと思いませんか?
他の案
- 何もしない
- ネットワークを使う
何もしないのも1つの手です。
文化は官僚が作るものではありませんし、売り込みは最初期ならともかく今する必要性がありません。そして2020年東京オリンピックはどこに行った。
お金の影が見えると顰蹙の目で見られる可能性もあります。
「fool Japan」ですよ、それこそ。
インターネットでやり取りを促します。
“海外のECサイトを個人で利用するように促せば良いのでは”と思います。
お金もかかりませんし、かけるところを間違っているのではないでしょうか。
海外のECサイトの例を挙げると、手作りの品を売るEstyなどがあります。
まとめ
実のところ「Cool Japan」の計画を全くわかっていません。
調べても概要しか出てきません・・・。
「売り込まなくても売れているからいいか」と思っていたら「気づいたら売れなくなった」という失敗を、日系企業が数多くしてきました。
そのためこういったプロジェクトが生まれてくるのでしょうか。
日本は間違いなく素晴らしい国です。
私も日本文化が世界で認められてほしいと思っています。
ただし、弱いところも認めるべきでしょう。
あと、この会社の詳細な経営計画等のデータがWeb上では検索に出てこないのが気がかりです。
知ってる方がいらっしゃっいましたら教えていただけるとありがたいです。
参考
- クールジャパン機構(株式会社海外需要開拓支援機構)について(METI/経済産業省)
- インタビュー:「食やコンテンツ」地方発世界へ=クールジャパン機構社長 – Yahoo!ニュース