Rの科学情報収集

科学、生化学、獣医学の情報をわかりやすく。この情報過多社会を生き抜く力に。

時事問題

AK-47…世紀の名銃カラシニコフの開発者死去

投稿日:2013年12月24日 更新日:

ソ連時代に製造された自動小銃AK47、通称「カラシニコフ」の設計者、ミハイル・カラシニコフ氏が23日、自宅のあるロシア中部ウドムルト共和国イジェフスク市内で死去した。94歳だった。AK47は安価に製造できて耐久性にも優れ、「世界で最も多くの人を殺害した銃」といわれる。ロシアでは「英雄」と評価されているカラシニコフ氏の死去を受け、プーチン大統領は「深い哀悼の意」を表明した。
「世紀の銃」発明・カラシニコフ氏 「控えめな人だった」 – MSN産経ニュースより

AK-47とは?

世界で一番使われていると言われる自動小銃の名前です。
正式名称は「1947年式カラシニコフ自動小銃」。
AK-47
(図はAK-47 – Wikipediaより)

子供でも数日で使え、戦力となるため紛争地帯でよく使われる銃です。
コストも安く、故障も少なく非常に頑丈です。
そのため世界に広まりました。

しかし、「AK-47は世界最強の殺人機器」と言われるように、毎年何千もの人が、この銃が原因で亡くなっています。

カラシニコフの異常な耐久性を示す動画があります。


銃身が燃えていても撃ち続けることができます。

開発者「ミハイル・カラシニコフ」

ミハイル・チモフェエヴィチ・カラシニコフ氏(1919年11月10日 – 2013年12月23日)はロシア人の銃器開発者です。
前述のAK-47も氏によって作られました。

第二次世界大戦中は戦車の車長であったが、1941年10月、ドイツ軍との戦闘で重傷を負い、後送される。この際、ドイツ軍が部隊の機械化と小火器の自動化で圧倒的な戦闘力を発揮したことに衝撃を受け、銃器設計の途を志した。本人は後年「もし戦争がなかったら、農業労働を楽にする機械を作っていただろう。ドイツ人が私を銃器設計者の道に進ませた」と語っている。
ミハイル・カラシニコフ – Wikipediaより)

当時のドイツ対ソ連戦で、ソ連側の1つの敗戦がAK-47を生んだと言っても過言ではないでしょう。

そして彼は、1946年に後にAK-47として知られる銃を作り上げました。
その銃の性能を買われ、既に採用されていた銃があったのにも関わらず生産が決定されるほどでした。
1949年以降にソ連軍内で配布されるようになります。

その銃はソ連の兵器らしく簡潔な設計で、並外れて耐久性に優れていました。
そして過酷な環境でも確実に作動して、信頼を勝ち得ていきました。
(他の銃はここまで高い信頼性を持つことはありませんでした)

そして、人々を殺す「世界最強の殺人機器」として知られるようになりました。

彼は後に「AKはあくまで祖国を守るために開発したもので、このような状況は予想しておらず、残念なことである」とコメントしています。

まとめ

「銃」は日本では全く見ませんし、一生で関係することはないかもしれません。
しかし、これが当たり前の所も世界には存在します。

開発者と意図とは別に、世界に広まってしまった皮肉な例だと思います。

参考

-時事問題

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

NTTドコモがABCクッキングを買収

NTTドコモがABCクッキングを買収しました。 NTTドコモがABCクッキングを200億円で買収したとの記事がありました。見た瞬間「えっ?」と感じました。なんでも、ABCクッキングの人気レッスンの調理 …

no image

値上げしたマクドナルドが窮地に追い込まれた

あなたはマクドナルドに対し、どんなイメージがありますか? 「マクドナルド = ハンバーガー」 そして「ハンバーガー = 安い」と思う方が多いのではないでしょうか? 今、彼らは「マクドナルド = 安い」 …

Hot Zone

エボラ出血熱(1963-1993)を題材にした本「ホットゾーン」を購入しました。 ウィルスの危険性は最高レベル。 今もどこかで貴方の体を狙っているのかもしれません。 日本ではデング熱も広がってるし、エ …

no image

データ保存の限界 原子1つの世界

データ保存の技術は年々微細化を繰り返し、着実に性能を上げています。ムーアの法則として有名ですね。技術開発の方々は称賛されるべきだと思います。 今回は、その限界点ではないかと予想される原子に焦点を当てま …

no image

ガンの痛みを解決する、科学の新たな光

ガンはほとんどの場合激しい痛みを伴うことが知られています。 私も祖父や大伯父をガンで亡くし、その辛さを垣間見ているのでどうにかならないかと考えていました。 その解決方法となりそうな論文が日本(福岡大学 …