Rの科学情報収集

科学、生化学、獣医学の情報をわかりやすく。この情報過多社会を生き抜く力に。

科学

HIVウイルスの死滅に成功

投稿日:

RNA-directed gene editing specifically eradicates latent and prevents new HIV-1 infection

AIDSで有名になったHIV-1ウイルスを死滅させる方法が発見されました。
細胞レベルなので、まだ臨床には無理そうです。
今まではウイルスの活動を抑える程度だったので、根治が可能になるということですね。

HIV自体、特異的な塩基配列(論文中ではLTR U3)を持つので、それをCRISPR/Cas9というゲノム編集技術で削除すると・・・!というやつです。
「特異的な遺伝子配列を持つ疾患があれば同じように治療が可能になる」と示せたのでさらに病理の解決が進みそうですね。

ただし、遺伝子配列を削除したときに起こる変異に対しては・・・どうなんだろうか。
まだまだ個人的にはよくわからないことが多いです。

-科学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

羽つつきにおける関与遺伝子とその役割の探索

Genes and their role in feather pecking explored 羽つつき(カンニバリズム)における遺伝子とその役割の探索 ※羽つつき、尻つつき等をまとめてカンニバリズ …

no image

セロトニン – 複数の機能を持つ神経伝達物質

興奮してる事を表す言葉に「ドーパミン(アドレナリン)がドバーっと出ている」というものがあります。間違っているとも言えないのですが・・・。それらの神経伝達物質に関係する論文が出ていたので紹介します。 は …

no image

農薬は本当に危険なのか?トキ(動物)編

1981年、日本の野生のトキは全滅しました。 全滅した要因として農薬が主な原因であったと報道されることがあります。 それが本当なのかを検証しました。 トキの生態 トキは湿地や田んぼなどの泥中に生息する …

no image

メタノール(メチルアルコール)は飲んではいけない

昔は「目散る」の愛称(?)で知られたメチルアルコールですが、この頃大丈夫かなあと思う行動をよく見かけるので書いておきます。 危ないという理由 飲んだら最悪死にます。 目への刺激も強く、多くの場合失明す …

no image

精神薬の科学と虚構

 今日では精神疾患に対する通念が変化してきました。  「1つか2つの神経伝達物質の活性の違いによって性格や行動まで変わる」というものです。  私は神経伝達物質の受容体を研究していることもあり、人間はそ …