Rの科学情報収集

科学、生化学、獣医学の情報をわかりやすく。この情報過多社会を生き抜く力に。

科学

TLR9 – 侵入者のDNAに反応する

投稿日:

Toll様受容体TLR9によるDNAの認識の機構
2015/2/24

・・・侵入者といっても病原体です。

自然免疫が獲得免疫のトリガーとなるという
免疫系の概念を大きく覆した理論の主役のTLR(Toll様受容体)、
そのサブタイプの1つであり、体外DNAに反応するTLR9のレビューです。

種族によってあったり(ショウジョウバエ、ヒト、マウスなど)なかったり(ニワトリ)するそうです。
代わりのモノがあると思うけどね。まだわかってないからしょうがないね。

ニワトリさんにはRIG-I(RNAに反応)もなかったりするようなので、不思議ですね。
なんでそれで生き残れたのか。
免疫記憶、免疫グロブリンIgDとかもまだ詳細にわかってないもよう。

-科学

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

鶏糞の匂いと疾病の関係性について

最近仕事で気づいたことがあります。 「鶏糞の匂いはワクチン(疾病)の種類のよって変わる」、と。 自社では海外からSPF卵を輸入して、その卵を孵化して動物実験に使用しています。 下記の試験毎にだいぶ違う …

2018年ノーベル生理学・医学賞を本庶佑(ほんじょ・たすく)氏が受賞

BREAKING NEWS: 2018 Nobel Prize in Physiology or Medicine announced pic.twitter.com/chjcOKCP9l &mdas …

no image

セロトニン – 複数の機能を持つ神経伝達物質

興奮してる事を表す言葉に「ドーパミン(アドレナリン)がドバーっと出ている」というものがあります。間違っているとも言えないのですが・・・。それらの神経伝達物質に関係する論文が出ていたので紹介します。 は …

no image

HIVウイルスの死滅に成功

RNA-directed gene editing specifically eradicates latent and prevents new HIV-1 infection AIDSで有名になっ …

no image

精神薬の科学と虚構

 今日では精神疾患に対する通念が変化してきました。  「1つか2つの神経伝達物質の活性の違いによって性格や行動まで変わる」というものです。  私は神経伝達物質の受容体を研究していることもあり、人間はそ …