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時事問題

中韓の動向に一喜一憂すべきではない

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 あなたはこう感じたことはないだろうか?

 「韓国、中国は積極的に批判されるようになってきた」と。

 以前はそこまで他国についての批判はなかったように筆者は感じる。特に新聞では、良いイメージで書かれることこそあれ、批判的な記事はほとんどなかった。

 「その間友好的であったのか?」と聞かれるのであれば、民間では「Yes」だろう。

 韓国は竹島、中国は尖閣を侵略したことは事実だ。

 韓国は1952年にいわゆる李承晩ラインを一方的に通告し、竹島が韓国領であると宣言した。第一大邦丸事件をはじめとした日本の漁業従事者に死傷者が多数出る事態が起こった。そして、2012年に時の韓国大統領が竹島に訪問したことが日本人の心に火をつけてしまったことも否めない。筆者も「何を考えてやってるんだ、こいつらは」と思った。

 尖閣問題は1968年の海底調査の結果、東シナ海の大陸棚に石油資源が埋蔵されている可能性があることが指摘され、1971年に中国、台湾が領有権を主張しはじめたことに起因する。ここまで炎が燃え広がってしまった一番の要因は、海上保安官(sengoku38)動画流出事件だろう。

 2010年9月7日、尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生。しかし、日本の民主党政権は「中国を配慮して」この動画を公開する素振りを見せなかった。11月4日にYoutube上にこの動画がアップロードされ、またたく間に広まった。どう見ても中国が悪いようにしか見えないが、マスコミは「機密を守れなかった」海上保安官をバッシングした。

 竹島、尖閣とも日本の弱い部分が出てしまったように感じる。

 強烈に日本の心に刻まれたナショナリズムはインターネット上で共有され、広がっていった。当時批判的であった新聞各社すら大衆に迎合し、そういった記事を書いている。「よく売れる記事を書かなければ生き残れない」のは間違いないが、彼らは「社会の木鐸」ではなかったのか。その記事が売れることでさらに世論は加速していき、行きすぎた報道、ある意味「娯楽化した韓国、中国批判」を良く目にする。

 だが今、日本にいるあなたはそんなことで自分を満足させていて良いのだろうか?

 韓国、中国への強烈な批難の感情は筆者にも存在する。だが、感情は強ければ強いほど目を曇らせる。

 日本は世界に冠する経済大国だ。あなたなら韓国、中国が急激に経済成長していることもよく知っているだろう。それを覆い隠すような苛烈な報道が多いと感じる。

 中国の悪い点として公害や黄砂、中国の体制とその異常な情報統制が有名だろう。韓国の悪い点として歴史的な背景、異常な反日教育が知られている。それはもうすでに「レッテル貼り」に終始しているのではないだろうか。

 彼らはひたむきに発展への努力をしているのも間違いない真実だ。それを見て見ぬふりをするのであれば、日本は早晩彼らに追い抜かれるだろう。経済力や軍事力の面で。

 中国の「パクリ」が批判的に見られることもある。筆者はそれを危険視している。

 そもそも日本が発展したのはなぜだろうか。発展していたアメリカやヨーロッパの国を真似て、より安くより良いものを作ろうとしたからではないだろうか。今、その心は受け継がれているとは思えない。

 なぜ彼らは韓国、中国を馬鹿にしたがるのだろうか?最初から上手く作れる人間など一握りしか存在しない。技術を習得するには、まず「コピー」から始めなければならない。それは日本も通った道だ。

 そういった努力している人間・国を嘲笑っていると、いつの間にか抜かれるのが今の社会だろう。Apple、Google、サムスンと20年前には聞いたこともなかったような会社が業界のトップにいることが当たり前になってきた。

 勝者は慢心しその位置に満足してしまう。私たちはこの状態で満足してしまっていいのだろうか。問題は山ほどあるし、もっと欲求や欲望はあるだろう。

 今、私たちは他から見ても素晴らしい国である日本にいる。だが、それに満足してはならない。勝者が衰退することは歴史が証明している。

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」

 これはドイツ帝国のビスマルクの言葉だ。日本は歴史から学び取った優秀な国家だ。これまでさまざまな願いを実現させてきた。

 そのひたむきさは世界で称賛されている。だからこそあなたにはもっと冷静でいてほしいのだ。

 衰退する原因は意外と簡単な部分であろう。個人あっての集団であることを忘れてはならない。

 「他人がどうした」などあなたが居なければどうでもいい。まず「あなたがどう考えたか」「あなたがどうしたいか」が重要だ。それから他人のことを考えればいい。そうすれば相手の話を聞くことがどれだけ大事かわかるだろう。

 「○○が言っているから」・・・あなたは本当にそれでいいのか?

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