興奮してる事を表す言葉に「ドーパミン(アドレナリン)がドバーっと出ている」というものがあります。間違っているとも言えないのですが・・・。それらの神経伝達物質に関係する論文が出ていたので紹介します。
はじめに
「ドーパミン」「アドレナリン」は神経伝達物質です。
今回のタイトル「セロトニン」も神経伝達物質です。
神経伝達物質でただ1つだけの機能を持つものはほとんどありません。
ドーパミンの効果
ドーパミンは行動量や摂食量を司っていると言われています。
ドーパミンに反応する体内分子もドーパミンの構造が単純なため非常に多くあります。
つまり、まだまだわかっていないことが多いです。
セロトニンの効果
セロトニンは昆虫に与えると摂食量の低下が見られます。
睡眠や精神の安定にも関係していることがわかっています。
今回の論文
今回の論文では「哺乳類の体性感覚系における神経回路の形成の制御機構」にセロトニンが関与していることがわかりました。
つまり、「発生(誕生)中のセロトニン濃度によって感覚神経の形成が制御されている」ということです。
まとめ
今回はセロトニンを例に上げましたが、神経伝達物質はさまざまな機能を持っています。
1つの物事をイコールで繋げるのは非常に難しいですね。
1つ1つの積み重ねが大事だと再確認しました。
科学者の1つの言葉も「本当にそうなのか?」と1つ1つ実証してきた科学は凄いですね。
Web上では「本当にそうなのか?」という反証が非常に少ないのが特徴的です。
さらにその先の「どうあるべきか?」を考える必要もありそうですね。